トイレの選び方とタミちゃんの眠気
トイレの場所をどう選ぶか?
この点には人間でも個性がある。
飼主はなんとなく一番右手前ら辺の個室に入る。なんとなく。
タミちゃんにもそういう決まりがあるのかと思っていた。
だいたい回し車らへんをうんぴまみれにしてくれるから、
こだわりがあるのか腸が運動による刺激に弱いかなのだろうと。
たまに1階でしてしまうのはよっぽど間に合わないかなのだろうと。
忙しかった平日を終えて、土曜の昼間部屋で過ごしていると、
タミちゃんがのそのそ起きだしてきた。
「むうーん」
「ふぬぬ、のびぃー」
「べろーん」
「ばあー」
「がぁああー!!!」
見事なあくびをかました後、寝袋からちょっとだけ離れてうんぴをかました。
回し車から遠い1階で、ぷりぷりぷりと(3つ)。
そして寝袋に戻って行く。
最短距離の移動で戻って行き、また即寝る。
そこで気がついた。
タミちゃんは眠すぎて2階まで行きたくないのだということに。
そういえば夜中は1階の端から2階の端まですごいスピードで走ってたりするから、
回し車ユニットに駆け込もうと思えば駆け込めない訳はないのだ。
つまり、タミちゃんは眠さでトイレの位置を選んでいる。
「タミちゃん、トイレ行けるんなら行こうよ」
というと、かわいい顔でとぼけられた。
うんぴまき散らしをさっぴいてもかわいい。
もう飼主でなくうんぴ拾いと名乗ろうか。
「うんぴ?なんのこと?」