タミちゃんのオートミールとオイル漬け
最近タミちゃんに嫌われてるのはわかっている。
獣医さんに連れて行ってきもちわるーくさせたりするから。
それはわかっている。
だからそっとしておいたほうが飼主としても傷つかなくていいのもわかっている。
でもタミちゃんの皮膚があまりにかゆそうだった。
ダニは撲滅されているはずなのに、乾燥してフケが出て、前にも増してカイカイしていた。
だから飼主は決意した。
また少し嫌われるかもしれないけれど、タミちゃんをオートミール風呂に入れなければならないと。
とりあえずオートミールを溶いたお湯と、亜麻仁油をたらしたお湯を準備して、と。
タミちゃん、ワームあげるから出ておいで。
「わーむ?」
かわいい顔をして出てこられるとちょっと心が痛む。
いやワームあげるのは嘘ではないんだけど、あげるけど。
ワームを食べさせながらオートミール湯に入れると、タミちゃん大いにパニックになった。
登れるはずもないつるつるの洗面台をひたすらカリカリ、無理だと思うと飼主の腕をガリガリ(痛い)。
心を鬼にして顔以外にオートミールエキスをかけまくり、続いて亜麻仁油湯をかけまくった。
なんかもう必死すぎて見てられないくらいになったので救出。
タオルにまいて落ち着かせる。
ドライヤー弱風にするとまたパニックになるのでそれは諦めて、タオルでくるんだりブランケットで歩かせたりしてなんとか乾かした。
飼主にはまだ好かれたい気持ちが残っているので、ワームも隙あらば与えた。
いままでで一番あげたかもしれない。
全力で逃げ回られてまた飼主心が傷ついたけれど、せめてカイカイがおさまってくれれば。
くれなければ嫌われ損すぎる。
ところでこの写真をみると、乾いたはずのタミちゃんのはりがつやつやしている。
飼主、調子にのって亜麻仁油を垂らしすぎたっぽい。
「オイル美容だぜ」
つ