タミちゃん、病院へ
先週末はタミちゃんを病院に連れて行く予定だったのに、飼主が体調を崩してしまって断念せざるを得なかった。
そこで今週末こそはと、タミちゃんをキャリーにしまって家を出た。
寒いのでさっさとタクシーに乗ろうと思いきや、タクシーがつかまらず、よくやくつかまえたタクシーでも意外とかかってしまい、色々と焦りながら病院についた。
獣医さんがタミちゃんを診察するとすぐに、「疥癬ダニ。ほぼ全身にいる」とのこと。
やっぱりダニだったのか…!
しかも全身にまでいるなんて、病院に連れて来ずにいた飼主の明らかな怠慢。
ショックでパニックになりつつも、獣医さんの指示を受ける。
とりあえずタミちゃんは病院に預ける、飼主は家でケージの消毒をしてタミちゃんをお迎えする準備をする、夕方にタミちゃんを迎えにくる。
消毒セットはこちら。
殺虫剤は結構強いらしく、お湯に薄めたものでスプレーして30分放置してから洗い流す。
スプレー用にマスクと手袋ももらった。
洗い流したら乾かす。
飼主は焦り過ぎて温湿度計にもスプレーしたので、写真をよく見ると既に温湿度計が壊れている。。
夕方まではひたすらそわそわして、タミちゃんに懺悔したり乾かしているケージにすねをぶつけたりしながら過ごした。
ケージが大きいことのデメリットはこんなところにある。
そして夕方迎えに行くと、見たことないくらいイガグリのタミちゃんが待っていた。
獣医さんいわく、ダニ以外には問題はなさそうだとのこと。
一応よかったけれど、タミちゃん痒くて辛かっただろうなーと思うとやっぱり申し訳なくてしょうがない。
ダニ駆除のためには、10日後とその2週間後にも病院に行って、また同じことをするらしい。
帰り道、バスを降りた頃に、イガグリだったタミちゃんが段々解除されて顔を見せた。
ご機嫌戻ったかな?と覗くと、口から泡を吹いていた。しかもちょっと緑色の泡。
この日いちばんに血の気がひいて、即病院に電話をした。
獣医さんには、薬の中毒の可能性はなくはないけれど、泡以外にフラフラしているといった症状がないなら様子見でと言われ、半泣きでタミちゃんの様子を見守ることになった。
半泣きというかほぼ泣きながらタミちゃんをケージに戻して見ていると、何やら走り出すタミちゃん。
自分の匂いが徹底的に除去されているからか、探検するぜといわんばかりにケージ内を見て回る。
タミちゃん…さっき泡吹いてたしあんまり無理しないでほしいんだけど…
洗われた寝袋の折り返しに入り込もうとして、落ち込んでいる飼主の笑いすら誘ってくるタミちゃん。
こんなときに和ませてくれるなんて、なんて優しいこ。
しかもその後はいつも通りにご飯を食べて、いつも以上に回し車を回していた。
素人の飼主にはなんだかもうよくわからない。
とにかく今回はかわいそうなことをしてしまったので、今後はすぐに獣医さんに連れて行くと決意した。
強い薬を使ったばかりだし、泡の意味も不明だし、よくよく見ておかなければ。